中世紀行文(十六夜日記・東関紀行・海道記)の舞台を楽しむ 
 鎌 倉 街 道 <京鎌倉往還>



  鎌倉街道の魅力に引かれ約20年、ようやく京から鎌倉までの探索を終えることができました。 この成果を本にすべく、
交通新聞クリエイト(株)と作成委託契約し、令和4年3月、納本されました。
 今までは、探索の成果をこのホームページに掲載、記録を元原稿としてきました。 現在、原稿作成の役割を終え、本
発行の段階で、ほぼ同じ内容のものが二つ存在することになります。 年配の読者もかなりお見えになると思います。
本の購入又はインターネットで無料閲覧という利用方法の違いにより不平等となります。 
また、無料公開は本購入=制作費回収のマイナス要因となり、悩ましい問題であります。 制作費の全額回収は、当初
から不可能と覚悟しております。 喜んで読んでいただいて、更に幾ばくかの資金が回収できれば、理想的と思います。
これらのことを総合的に判断し、ホームページでの詳細掲載は中止とさせていただきます。 ご理解賜れば幸いです。
最後に、自費出版を取り巻く状況は、書店ルートががほとんどないといえます。
 (現時点では垂井町観光案内所、カルコス瑞穂店、ジュンク堂書店名古屋店、三省堂書店名古屋本店で販売中)
多くの方に読んでいただき、かつ制作費の幾ばくかの回収を目指すため、トップページに掲載のとおりメールで申込を
いただき、レターパック(実費・全国一律370円)での送付を計画しましたので、遠隔地の方も購入をご検討ください。
                                         令和4年5月 鎌倉街道(京鎌倉往還)研究会
                                                      代表 河合幸男
中世三大紀行文との関わり
 政治権力が鎌倉に成立したことにより、京鎌倉間は政治、経済、軍事の用務以外に僧侶、文化人の往来も盛んになった。 鎌倉時代は、次に紹介
する三大紀行文が成立し、この記録から当時の行程、景色、庶民の生活の様子等が読み取ることができ、街道探索を楽しむことができる。 8百年の
時空を越えて、鎌倉街道の醍醐味を経験できるので、読者の方には身近な鎌倉街道遺構地を探索されることを提案します。
「海道記」
貞応二年(1223)成立と考えられる紀行文。 作者は不詳。 貞応二年4月4日、白河の侘士なる者が京から鈴鹿越えの東海道で鎌倉に下り、
17日に鎌倉に着き、さらに帰京するまでを描いている。 
「東関紀行」
仁冶三年(1242)成立と考えられる紀行文。 作者は不詳。 京都東山から鎌倉までの道中の体験や感想で構成されている。 和漢混淆文
(わかんこうこうぶん)で、風景描写等が優れた紀行文といわれる。 特に萱津の東宿の賑わいをリアルに書きとめている。
「十六夜日記」
藤原為家の側室・阿仏尼が相続(後継者)問題を鎌倉幕府に訴えるため、弘安二年(1279)都から鎌倉までの旅で見聞した事柄を簡潔な
文書で書き残した紀行文日記で、当時の状況を思い浮かべることができる貴重な文学作品である。 成立当初、阿仏尼はこの日記に名前を
つけておらず、単に「阿仏日記」などど呼ばれていたが、日記が10月16日に始まっていることを由来として、後世に「十六夜日記」と称された。
 


本の内容・見本 
   
 

 令和4年4月7日 中日新聞尾張判に掲載されました。